Commelina cyanea
コメリナ キアネア


オーストラリアの東部の森林地帯、ロードハウ島、ノーフォーク島に生育する多年草。 日本のツユクサに比べるとやや小振りな花ですが、3枚の花弁の深い青色はとても印象的です。 種小名のcyaneaは「深い藍色」の意味で、この花の色にちなんで名づけられています。

葉は食べることができ、現地では壊血病に効能がある草として「scurvy weed」の名があり、野生のワラビーやウサギもこの葉をよく食べるそうです。
また魅力的な花の色から、forget-me-not(忘れな草)の別名も持っているツユクサです。



 1.全体
 のようす

  2.茎と葉のようす

苞は先が尖っていて縁が離れています。 葉や苞はシマツユクサにとてもよく似ているので花が咲いていないと見分けがつかないくらいです。


  3. 深い青色の花弁

 4. 苞は離れている


奥の仮雄しべ2本で、花弁のつめから生えています。 下側の3本の雄しべの中央はやや大きいが、3本とも似た形をしています。



 5. 花弁は濃い青色でとても美しい
 
 6. 雄しべの花糸も濃い青色


種子は最大5個できますが、普段はあまり果実はできないようです。


 7. 果実

 8. 種子

      


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